人目を気にしない

最後にお伝えしたいことは、次の一言に尽きます。

第7条 人目は気にしない

じつはこのフレーズは、マインドリセット全般に関わる最も大事なことだといっていいでしょう。

勝ち負けでものごとを考えたり、「かくあるべし思考」にがんじがらめになったりするのも、言ってみれば人目を気にしすぎるからです。他人は他人、自分は自分なのです。自分のことは自分で決めるためにも、人目を気にしすぎることはやめましょう。

もちろん犯罪行為はいけませんし、人に迷惑をかけることは慎みましょう。でも、そうでないなら、自分がやりたいことをやればいい。

70歳からは自己満足、やりたい放題、大いに結構

自己満足は悪いものであるかのように思われがちですが、それは間違いです。自己満足ほど幸せな状態はないのですから。それで幸せホルモンであるセロトニンが分泌されれば、健康かつ若々しさを保つことができます。

和田秀樹『幸齢者』(プレジデント社)
和田秀樹『幸齢者 幸せな老後のためのマインドリセット』(プレジデント社)

性愛についても同様です。

恋人ができたなら、仲よく手をつないで歩けばいいと思います。「年甲斐もなく」といった人目など無視すればいい。

かつて歌人の川田順が「墓場に近き老いらくの/恋は、怖るる何ものもなし」と詠んだように、高齢者の恋は怖いもの知らずでよいのです。

人目を気にすることが、高齢者の行動を制限していると思います。ここは「70歳からはやりたい放題」とマインドリセット。人目は気にせずに、やりたいことをやる。

それが残りの人生を豊かにする秘訣だと思います。