優待逆風のいまこそ持つべき2銘柄

正直言って、これまでは優待廃止・改悪にもどこかのんびり構えていた私でしたが、ここ最近の、あまりにも度重なる保有銘柄の優待廃止・改悪に、「これは真剣に考えないと、ヤバいぞ」と危機感を持たざるを得ません。

また、FPとして、これまでさまざまな優待銘柄を(わりと軽々しく)紹介していたのですが、それについても、それは本当に勧められる銘柄なのかと、考え直すようになりました。

すなわちFPとして、そして優待投資家として、あらためて、株主優待の意義についてなど、いろいろと考えるのでした。

そしてたどり着いたのが、大手総合スーパーのイオンと、大手百貨店の高島屋の2銘柄。

優待逆風の中でも、いや、逆風の中だからこそ、今、持つべき優待銘柄の大本命として、自信をもって紹介できる、数少ない銘柄でもあります。

もちろん、私自身、この2銘柄については、自信をもって持ち続けています。

イオンと高島屋、株主優待の共通点とは

イオンの優待は、オーナーズカード。

半年ごとに、イオンでの買上金額(上限100万円)の3%キャッシュバックを受けることができ、これは毎月20日・30日のお客様感謝デー(5%割引)とも併用できます。

普段からイオンで食料・日用品等を買っている私は、この優待には、かなりお世話になっています。

イオン札幌店
写真=iStock.com/winhorse
※写真はイメージです

半年ごとのキャッシュバックは1万円を優に超えることもあり、イオンのサービスカウンターにて手渡しで受け取る現金は、密かな楽しみとなっています。

高島屋の優待は、株主様ご優待カード。

会計時のカード提示で、高島屋での買物(半年ごとに上限30万円)が10%引きとなります。

高級品を買うことなどめったにないですが、デパ地下で総菜やスイーツはちょくちょく買っており、また、書籍も10%引きとなるので、本を買うことが多い私は、積み重ねれば、高島屋では、けっこうな額を使っています。

結果、多い時だと、月に3万円程度は使っているので、年間で2万~3万円もの割引を受けている計算です。

そんなイオンと高島屋の優待ですが、その共通点は、いずれも「割引優待(※)」であることです。

※キャッシュバックも割引の一種と解釈