つらいことが続く時、どう考えればいいのか。ブログ「1000の最高なこと」で優れたインターネットに贈られるウェビー賞の「世界一のブログ賞」を2度受賞したカナダの人気ブロガー、ニール・パスチャリ氏は「離婚したあと、自分はボロボロだった。だが、その離婚があったからこそ、今の妻に出会えた。どんなつらい経験も通過点だと考えるといい」という――。

※本稿は、ニール・パスリチャ『9ルール 自分を変える「黄金の法則」』(大和書房)の一部を再編集したものです。

夕焼けに染まる街をバックにキスをしようとしているカップル
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ロマンスへの道は苦難に満ちている

数年前、オンライン紙「ザ・テレグラフ」に掲載された素晴らしい調査(※)をたまたま見つけた。

ある研究チームが、ロマンスへの道がいかに苦難に満ちているか解明しようと、人生のパートナーと深くつながっている人たちを見つけて、何人との交際や性体験を経て今の関係に至ったかを調べたのだ。

(ところで、なんて奇っ怪な調査だろう。「で、フランクの前は、誰とつき合ってたんです? ジョーですか? ジョーとはどれくらいつき合いましたか? ジョーを裏切って浮気したことは? ジョーとフランクの間に、ワンナイトラブを体験しましたか?」なんて)

でも、調査の意図はわかる気がする。僕らがキスしたり、デートしたり、寝たりする相手はみんな、僕らを導き、育て、教え、気づきを与え、人生の旅を続ける助けになってくれている。おかげで僕らは少しずつ、少しずつ自分を理解し、最終的にとびきり豊かで満たされた深遠な自分自身になれる。

そういう意味では、一つ一つの別れに意義がある。どんな別れも、一つの「ステップ」なのだ。

では、具体的にお話ししよう。

この調査によると、平均的な女性は15人とキスをし、7人のパートナーとのセックスを経験し、4人とワンナイトラブを体験し、4人と悲惨なデートをし、3人と1年未満の交際をし、2人と1年以上の交際をし、二度恋に落ち、二度失恋し、一度浮気をし、一度浮気されたのちに……人生のパートナーを見つける。

へー!

では、男性は?

平均で16人とキスをして、10人のパートナーとセックスを経験し、6人とワンナイトラブを体験し、4人と悲惨なデートをし、4人と1年未満の交際をし、2人と1年以上の交際をし、二度恋に落ち、二度失恋し、一度浮気をし、一度浮気されたのちに……人生のパートナーを見つける。

これを聞いて、経験してみたいと思うだろうか?

……僕もイヤだ。

でもある意味、聞いて心が軽くなったりもした。今のぼっている階段の先にある、見えないステップに光を当ててくれる気がするから。その階段は、あなたが望んでいる長く続く揺るぎない関係につながっているのだ。

Average woman will kiss 15 men and be heartbroken twice before meeting 'The One', study reveals