「日本のスマホ代は高すぎる!」は本当か

「日本のスマホ代は高すぎる!」と女優・米倉涼子さんが叫ぶテレビCMは印象的です。総務省が米国や英国、フランスなどの主要都市と比較した2020年6月の調査報告によれば、平均月額(データ容量5ギガ)は東京が6250円、ロンドン1800円、パリ1986円、ソウル3931円などとなっています。

日本のスマホ代の平均は年間10万4192円で、月に8683円となっています。たしかにスマホ1台あればさまざまなことができるので今や欠かせないモノであるのは間違いありませんが、1カ月に9000円近くも支払うのは痛い出費、と言えます。

ただ、料金が高い人には特徴もあります。例えば、不要なオプションが付いているケースです。契約時に無料だからと付けたサービスが期間を過ぎても解約していない場合、有料になって延長されていることがあります。

「格安SIM」で問題ない

次は自分の利用状況と契約プランが合っていない場合です。データ容量は契約プランで異なりますが、本来は必要がない大容量のプランで契約している人も見られます。自分に合った適切なプランになっているのか絶えず見直すことが重要です。

若年層を中心に多いのは、新しい機種が発売されるたびに最新スマホを購入することです。購入時に一括払いではなく、機種の分割払いにしている人は毎月の料金に上乗せされて支払うことになります。

スマホは毎年新しい機種が発売されますので、そのたびに購入していれば前の機種の分割払いが終わらないうちに次の機種を購入することになります。単に「新しいから買う」ではなく、「この機能が優れているから」など購入理由をじっくりと考え、月々のコストを抑えるようにしたいところです。

スマホ代を高く払っている人は、通信事業者から回線を借りて低価格でサービスを提供している「格安SIM」への乗り換えを検討しましょう。また、データ容量が気になる人はできるだけ店や駅などにある無料の「Wi-Fi」を利用することをオススメします。