ヨーグルトや粉末だしからもタンパク質はとれる

魚や肉以外でタンパク質を豊富に含むものは、卵や、納豆、豆腐、高野豆腐などの大豆製品、チーズ、ヨーグルト、牛乳などの乳製品です。最近はタンパク質ブームなので、プロテインを強化したさまざまな食品が手に入るようになりました。

木製のボウルにヨーグルトをスプーンで入れます。
写真=iStock.com/masa44
※写真はイメージです

ぼくは、プロテインやカルシウムが強化され、乳脂肪分がカットされた「プレミル」という牛乳や、高プロテインの「ギリシャヨーグルト パルテノ」などをとっています。運動後30分以内にタンパク質をとると、運動で傷ついた筋肉がしっかり再生されるため、筋トレ後には高プロテインの牛乳やヨーグルトを飲むようにしているのです。

魚や大豆のタンパク質を原料とした粉末だし「こまめにたんぱく」は、佐賀県の溝上薬局がつくり、アルフレッサが販売しているもので、ぼくも開発にかかわりました。みそ汁、野菜炒めなどいろいろなおかずにふりかけて使うと、うまみが増し、タンパク質もしっかりとれるというものです。全国のスーパーなどで売られるようになりました。

さまざまなメニューがある「大豆ミート」

また、代替肉の大豆ミートも普及しています。定食チェーンのやよい軒では、お肉の代わりに大豆ミートを使ったメニューが選べるようになっています。ぼくが行く長野県・蓼科たてしなのメラ・ナタラジというカレー屋さんでも、大豆ミートのカレーを出しています。

おなじみの高野豆腐も、日本人が昔から重宝してきた代替肉といえます。旭松食品の即食タイプの高野豆腐は、熱湯を注ぐだけでふっくらし、1分でおいしく食べられます。高野豆腐に含まれるタンパク質「レジスタントプロテイン」は血糖値を下げ、コレステロールを下げる作用が知られています。

ぼくの家では、高野豆腐を粉状にした粉豆腐を愛用していて、お好み焼は小麦粉の代わりに粉豆腐を使い、たっぷりのキャベツと冷凍カキなどでつくっています。こうしたアイデアを積み重ねていくと、目標量のタンパク質もわりと簡単にとることができます。