通帳&ねんきん定期便は紙保管の必要なし

これまでは紙で確認していたことも、今はネットで見られるケースが増えてきました。

通帳は、その代表格です。

とても大切なモノなので、今までは、紙の状態でタンスの中に保管しておくのが当たり前でした。でも、今後はネットで管理するのが当たり前になっていくと予想されます。

銀行は、紙の通帳をなくす方向に舵を切っており、紙の通帳を使い続ける場合は手数料がかかるケースが増えてきています。

テーブルの上の年金手帳や通帳と計算器
写真=iStock.com/takasuu
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もはや、紙で管理すると損をする時代に変わりつつあるのです。ただし、自分の身に万が一のことがあるリスクに備えて、口座の情報は家族に共有しておきましょう。

また、銀行のお金はもちろん、年金の状況もネットで確認できるほうが断然便利です。いつでもどこでも見られますし、間違いがあってもすぐに対処できます。

保険証券はデータで管理すべきものと紙で管理すべきものがある

私は、自動車保険の証券は紙でもらわずに、データでもらっています。最近は、保険証券は紙とデータ、どちらで受け取りたいかを選べることが多いです。データなら、もし事故を起こした時もすぐに取り出せます。スマホはいつでも持ってますからね。

ただし、自動車保険以外の証券は、紙でもらっておくほうが安心です。

というのは、自分が何の保険に入っているか、わからなくなることがあるからです。自動車保険のように必ず入る保険は「入っている」とわかりますが、家族の状況に応じて各自で入る保険は、実物がないと、加入したこと自体を忘れてしまう恐れがあります。そうすると、せっかく加入していても、お金をもらい損ねることがあるので気をつけましょう。

紙の証券の場合も、データ化してクラウドにも入れておくと便利。そうすれば、災害の時に、避難所からでも証券番号を伝えられるのですぐに手続きができます。