関わった人が引寄せられた形での「出会い」
大久保社長は人生を変えた出会いとして、「100校プロジェクト」で知り合った方々の名前をあげた。ただ、表現としては「出会った」より「引き込んだ」が真実に近いのではないか。
自分から前に出る性格ではない。また、中高時代の愛読書が、難しい内容も多いブルーバックスだったことからわかるように、興味のあることにまっすぐに取り組み克服していくタイプ。熱量を持って取り組むうちに、関わった人が引き寄せられたのだろう。いわばブラックホール型のリーダーだ。勢いを止めずDXで世界に後れをとる日本全体を巻き込んで、社会変革を起こしてくれそうな気がしてならない。(経済評論家・浜田敏彰氏)
(構成=村上 敬 撮影=鈴木啓介)