富士通は、センシング技術において優位に立つ。センシングとは、センサーを利用して量、音、温度などを計測すること。同社の山本正已社長は、「センシングプラットフォームを活用することで、人々の生活を豊かにすることができる」と語る。

日立製作所の強みは、社会インフラ事業での実績だ。同社専務の岩田眞二郎氏は、「情報から制御までをカバーし、社会インフラ事業にも知見を持っている。こうした会社は、ほかにはみられない。そこをさらに強化していく」と自信をみせる。

各社のビッグデータへの取り組みは、まだ始まったばかり。大手からベンチャーまで続々と企業が参戦している。今後、競争が激化するのは必至だ。

※すべて雑誌掲載当時