「投資信託はノーロードかつ信託報酬は最安値でお願いします」
まず窓口で上の2つめの方針である「資産配分(ポートフォリオ)」を提示します。この円グラフを見せて、「自分のポートフォリオはこちらになります。この資産配分に合わせて投資信託を買いたいと思うのでよろしくお願いします。」と伝えると、窓口担当者は「お! この方は相当のレベルの人だ」と身構えることでしょう。
そして「投資信託はノーロード(購入手数料ゼロ)かつ信託報酬(保有時手数料)は最安値のものでお願いします」と投げかけます。これで窓口担当者はさらに身構えながら一生懸命こちらのリクエストに応えようと商品を選んでくれることでしょう。
あるいはあらかじめホームページに載っている取扱ファンド(投資信託)一覧を見て上の条件に合ったファンドを選んでリストにして持参し、「これらのファンドを買うので手続きお願いします」と提示した方が手っ取り早いと思います。
ここまで準備して窓口に行けば、担当者の提案に振り回されることもありません。
以上の「3つの方針」を決めるのは意外と考え方はシンプルですが最初はちょっとハードルが高いという方も多いでしょう。そうした方はお金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみてください。
FPといってもいろいろなタイプがいます。お勧めは、保険会社や証券会社など金融機関に属さない中立的な立場に立てる独立系のFPです。
「銀行の窓口では提案されるな、自分から提案しろ!」が正しい姿勢です。自分のお金は他人の提案に左右されるのではなく、自分で決めてコントロールしましょう。
――ありがとうございました。