「不安になる時間」の大部分は無駄

問題は、どうでもいいようなことに不安を覚えたり、考えても仕方ないことに不安を感じたりすることです。

不安に思っていることの9割は現実化しないものです。つまり、不安の多くは杞憂に終わっているわけです。「不安になる時間」の大部分は結果的には無駄な時間ということです。

あなたが感じる不安の多くは、そのような類の不安だと思っておくといいでしょう。

もちろん、不安を感じることに対して具体的な解決策を案じたり、それを避ける工夫を凝らしたりすることは大切です。

自分を鼓舞する呪文

一方で、あれこれ考えを巡らせても、何ら解決への道筋をつけることにならないものは考えても仕方がないのです。このような類の不安は、気持ちがそこに囚われないようにするべきです。

それでも不安に囚われてどうしようもないときもあります。そんなときは、「大丈夫!」と自分にいい聞かせましょう。自分を鼓舞する言葉を呪文のように唱えると、気持ちが落ち着いてきて不安も和らいできたりするものです。

どんなときも希望を失わず、明るく物事を見る。常にそういう姿勢を心がけていれば、不安に対して不必要に囚われるようなことはなくなっていくはずです。