話題は「自分が知ってほしい」「相手が興味あり」の組み合わせ
もう一つ知っておきたいのが、自己紹介は聞き流されやすいということです。だからこそ、興味を持ってもらい、記憶に残って次につながる自己紹介をするには準備が必要なのです。当然、その場での思いつきよりも準備をしたほうが緊張も和らぎます。
決して外さない話題の選び方は、自分が知ってほしいことと相手が興味のありそうなことの重なった部分を選ぶこと。ビジネスシーンなら職務上の立場、子どもの学校なら母親という立場で、場面や対象者によって自分の出し方が変わってきます。
例えば、「ビジネスにつなげたい」場合には、仕事での強み、実績をメインにしつつ、皆も興味がありそうなプライベートでの趣味の話題を添える。
一方、ママ友の仲間をつくりたいのであれば、共通の話題である子どもや家族の話をメインに紹介するなど、その時々のシーンで自分の置かれた役割、立場に応じて自己紹介の内容を選択しましょう。
どこでも使える「自己紹介の基本項目」
では具体的に自己紹介の基本項目と記憶に残る伝え方の工夫をみていきましょう。
一般的なビジネスシーンでの自己紹介の基本項目は
①名前
②所属・担当等
③学歴・経歴
④出身地・住んでいるところ
⑤特徴・特技・趣味など
⑥今後の抱負
の6つです。
特に、自己紹介後に話題にしてもらえそうなことを盛り込みます。社風などによって異なると思うので、もちろん全部使わなくてもOKです。柔軟に組み合わせを変えて、自己紹介しましょう。
記憶に残る伝え方の工夫は、単なる紹介でなくエピソードを添えることです。また一度にたくさんの情報は覚えられないので欲張らずに「Web関連が得意な佐藤さん」「ラーメン好きの小池さん」のように、「名前と特徴」をセットでインプットしてもらえれば十分です。ではポイントを見ていきましょう。