自己肯定感を根付かせて不安をエネルギーに変える

もちろん、ただ自分が好きなことを自由にやるだけでは、快楽だけを追い求めたり、自分の主義主張にこだわり過ぎたりして、身勝手な人になりかねません。

そうではなく、大切なのは、自由には「責任」がともなうのを知ること。

中島輝『あなたは、もう大丈夫。「幸せスイッチ」が入る77の言葉』(プレジデント社)
中島輝『あなたは、もう大丈夫。「幸せスイッチ」が入る77の言葉』(プレジデント社)

そして、自由の裏にある責任を果たしていくことで、「ありのままの自分」の存在意義を感じることなのです。

自分のやりたいことを自由にやるためには、つらいことや障害があっても、「がんばろう」「楽しもう」と思えるための「よすが」が必要です。

それは自分の価値観や信念かもしれないし、かみ砕いていえば、「自分が本当に大切にするもの」です。

それを持つためにも、やはり「本当の自分とはなにか」をあらためて考える時間をつくり、「ありたい自分」の姿を描くタイミングが来ていると感じます。

「ありのままの自分」で生きることは、「自己肯定感」を持って生きる姿勢につながっています。

自己肯定感が自分のなかにしっかり根づいていれば、不安を感じても、強いエネルギーに変えていくことができます。

とくに一般の人よりも不安を多く感じてしまう人は、ぜひ「わたしは多くの不安を感じられるエネルギーに満ちあふれているんだ」と、とらえ直してみてください。

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