まずは自分の目的を把握しよう

フレックス勤務への第一歩は、まず自分が何を達成しようとしているのかを把握することだ。目的は家族と過ごす時間を増やすことか。通勤せずにすむようにすることか。それとも、大規模な長期プロジェクトに集中できるように、気を散らす要因を排除することなのか。目的が明確になったら、その目的を達成し、なおかつ優れた仕事をするためにはどのような取り決めが最も効果的かを判断しよう。

選択肢はいくつもある。週当たりの勤務日数の削減、ワークシェアリング、勤務時間の縮減、在宅勤務、さらには1カ月の特別休暇まで考えられる。より単純な方法として、夜はブラックベリーの電源を切ることにしたいと上司に伝えてもよいだろう。

もちろん、必ずしもすべての仕事が柔軟な勤務形態に適しているわけではない。上司に提案する前に、自分の望むスケジュールが上司やチームや自分自身のパフォーマンスにどのような影響を及ぼすかをよく考えよう。

次に、会社の規定を調べて、柔軟な勤務形態の前例があるかどうかを見つけ出そう。すでに道が開かれている場合には、新たに切り開く必要はまったくない。だが、公式の規定がない場合には、自分自身が案を作成するつもりでいなくてはいけない。