亜鉛が多い食材は牡蠣だけではない
レトルト食品やインスタントラーメン、冷凍食品、スナック菓子などの加工食品には、ほとんど亜鉛は含まれていない。どんなに食事に気をつけている人でも、加工食品をまったく食べないという人はまずいないだろう。これらの加工食品を週に何度も食べていたら亜鉛の摂取量は当然、足りなくなる。
また、ビタミンB群と同様に、ストレスや糖質の多い食生活でも亜鉛は消費されてしまう。ストレスが高い人、パンやご飯、麺類やパスタなどの糖質摂取が多い食生活の人では、亜鉛の尿中排泄量が増えることがわかっている。
あまりうるさいことは言いたくないが、「家飲み派」の人は特に、お酒を飲みながら、柿の種やポテトチップスなどのジャンクフードを食べていないだろうか。そんなことをしていたら、亜鉛は減る一方なのである。
亜鉛不足の場合は、風邪をひきやすい、肌が乾燥しやすい、爪に白い斑点がある、シャンプーのときなどによく髪が抜ける、味覚や嗅覚が鈍くなった、傷や虫刺されなどの治りが悪く、痕が残りやすくなった、などの症状がある。
亜鉛が多い食材は牡蠣がもっとも有名だが、日常的に牡蠣ばかり食べるわけにはいかないだろう。赤身肉やレバーなど、鉄分を含む食材に多く含まれることがわかっているから、普段から意識して摂るようにしよう。
【亜鉛が多く含まれる食材】
・牡蠣
・カタクチイワシ
・赤身の肉やレバー など
・牡蠣
・カタクチイワシ
・赤身の肉やレバー など