長い文書より短い文書を引き伸ばすつもりで
ときにはビジネスプランを特定のフォーマットで作成しなければいけない。が、幸いなことに、ほとんどの状況でテンプレートに縛りつけられる心配はないし、サールマンもグリーンも、あまり形式ばらない書式の使用を検討するよう勧めている。
たとえば、パワーポイントを使ったプレゼンテーションや、事業が順調にいっているかどうかを示す指標をまとめた簡単なダッシュボードなどだ。すっきりした書式を使うほうが、後でより詳しいプランを作成する必要が生じたとき好都合なことがある。短い文書を引き伸ばすほうが、長い文書を凝縮するより往々にして効果的なのだ。
どのような書式を使おうと、ビジネスプランはたびたび見直す必要がある。「スケジュールに見直しを組み込んでおくのが一番よい」と、グリーンは言う。
自分のビジネスプランを定期的に見直そう。前回見直したときと比べて、事業はどのように変化しているだろう。変化に応じてビジネスプランを修正しよう。見直し作業は部下に任せてもよいが、そのプランがひとつにまとまった文書として機能するようにすることは事業主もしくは事業責任者であるあなたの責任だ。定期的な見直しは、事業が当初のビジョンに沿った形で発展しているかどうかを確認する機会でもある。