仕事は給料の高さで選ぶべきなのか。実業家のひろゆきさんは「給料の高い仕事でも、ストレスがかかれば発散のために生活コストが上がる。それよりも、それほどストレスを感じずにすむ仕事を探したほうがいい」という――。

※本稿は、ひろゆき『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』(学研プラス)の一部を再編集したものです。

逃げたぶんだけプラスが増える

僕は、何かをするための時間を無理やり確保しようと思ったことはありません。

ただ、「イヤなことに時間を使わない」ということは昔から意識しています。

日本でひとり暮らしをしていたころ、僕はバイクに乗っていたのですが、これもイヤなことに時間を使わないようにするためでした。

ひろゆき
撮影=干川 修

たとえば、夜にミーティングがあった場合、終電を逃してしまうと、「もう帰りたい」と思っても朝までいる羽目になります。

バイクなら「じゃあ、そろそろ帰りますね」と言って、自分が帰りたいタイミングでさっさと帰れます。

要するに、当時の僕にとって、電車は自分の行動を制限するものだったので、自由に行動できるようバイクに乗っていたわけです。

イヤなことをする時間は、間違いなく自分にとってマイナスです。

そこから逃げればゼロになるし、きっと逃げた先では楽しいことに時間を使うはずだから、プラスになる。

ということは、とりあえずイヤなことから逃げ続ければ、自動的にプラスが増えていくんじゃないかと思うのです。