就職先はどう選ぶのがいいのか。実業家のひろゆきさんは「僕は『学生人気企業ランキング上位の会社は、中長期的に潰れる』という仮説を持っている。上位の会社にはロクでもない人材ばかりが集まっているのでやめたほうがいい」という――。
※本稿は、ひろゆき『無敵の思考』(だいわ文庫)の一部を再編集したものです。
ひろゆき流ルール:仕事の「選び方」を間違えない
年収で選ぶとロクなことがない
世の中で天職に就ける人は、そんなに多くないと思います。僕のまわりにはエンジニアが多いのですが、彼らの中には、「プログラムを書くこと」そのものが楽しいという人種がたくさんいます。
けれど、就職活動などを思い出してもらえるといいのですが、「給料」で仕事を選ぶ人がたくさんいるのが現実です。
「就職ではなく就社だ」とよく揶揄されますよね。
一般的に、「年収1000万円信仰」というものが存在します。これはずっと昔からあるものです。
「会社とかあんまりよくわからないけど、たぶん年収が高いほうがトクだよな」という感じで会社を選ぶと思うのですが、年収が高いことの裏側には、様々な理由があります。
「めちゃくちゃ優秀な人しか入れないから年収が高い」という会社と、「年収を高くしないと人が来ない」という会社には、働く上でかなり大きな差があります。
それを考えずに、ただ年収を偏差値みたいな指標にして仕事選びをすると、幸せに働くことはできません。
もうひとつ、多くの人が仕事選びで間違っていることがあって、それは、「転職しないほうがいい」という先入観です。