子どもには適度な“壁”が必要である
最近では、80代に差し掛かった親が、50代の引きこもった子どもの面倒を見ている、という現象が起きていて、「8050問題」などという言葉が生まれました。これなどは、子どもの頃に社会に弾き出された子どもを親が心配し、保護的に育てた結果なのでしょう。
もちろん、ある時期がきたら自立するように促すつもりだったのでしょうが、その力は育たないまま、子どもはすっかり中高年になってしまったとも言えます。
内閣府などの発表によれば、中高年の引きこもりの数は、数十万人に至るとされていますが、その状況を見ても、社会に適合するため、子どもには適度な壁を用意してあげることが重要だとあらためて感じています。