スーパーではお得なものを買うよりも、余計なものを買わないということを心がけること。それがあとあと家計に効いてきます。ぜひ覚えておいてください!

「送料無料」の誘惑に騙されてはいけない

忙しいときに便利なネットショッピング。

クリックするだけで、水やお酒など重いものをはじめ、「こんなものまで買えるの?」という商品もすぐ届くので、ついつい使ってしまいますよね。コロナ禍で外出自粛が続いて、ネットショッピングが好きになった人もいるかもしれません。

このネットショッピング、「送料無料」だと、ページのアクセス数に対して購入率がグンと上がるそうです。逆に、送料無料じゃなければ買わないという人が増えているといいます。

そこに買わせる側の罠が仕掛けられているのです。

なんで送料無料が可能なのでしょうか。

あるショッピングサイトはこういう仕組みになっています。もちろん、サイト側は配送会社に送料をきちんと支払っています。要は、サイト側が自ら負担しても、たくさんの人が買ってくれれば、負担した送料をまかなえるくらいの利益が生まれるからなのです。

「部屋にものがあふれている」「ムダな買い物をしている」人ほど、送料無料にどっぷりつかっているのではないでしょうか。

こういった人はまず、送料無料と距離を置いて、必要なものだけを買うようにしましょう。きちんと送料を払っても、そのほうが確実にお金が貯まり、部屋はシンプルになるはずです。

ショッピングサイトの奴隷にならない

コロナ禍で特に需要が伸びているネットショップは、便利な反面、ムダづかいの温床にもなってしまいます。ネットショップをつい利用してしまうのは、ワンクリック購入という便利さ。これはお店で現金購入するのと比較すると一目瞭然でしょう。

お店で商品を現金購入するためには、①欲しいものを調べる、②現金を用意する、③お店に出向く、④商品を手に取る、⑤レジに並ぶ、⑥財布から現金を出して購入する、とちょっと思い浮かべただけで、いろいろなステップがあります。

しかしネットショップの場合は、これらの手間がすべて省かれてしまいます。100円の商品でも数万円する商品でも、すべてワンクリックで自宅に届いてしまう。これでは、ムダづかいしてしまった痛みを感じることもできません。