ポイ活で貯めた30万Pを元本に投資をスタート
元本は当時保有していた楽天ポイント30万Pです。最初は様子見で約17万Pを投じて株式や投資信託を購入しました。
ところが3月になって新型コロナウイルスの感染が世界中で広がり、株式市場が暴落しました。日経平均株価は2月下旬から3月下旬の約1カ月で約30%値下がりしたのです。
私は原則として「▲10%で損切りする」ルールを設けています。これには賛否両論あるのですが、20年3月のように株価が急落したときにはダメージを抑えて、底値圏で買う余力ができるのがメリットです。
ここまで下落するとは想定外でしたが、過去の経験では「暴落時は安値圏で無理のない範囲で購入してリバウンドを狙うのが有効」でした。実際には、下落のスピードが早すぎて、タイミングが少し遅れてしまいましたが、損切りをしてからいったん様子を見て、「買いのチャンスが来た」と思ったタイミングで、株式と投資信託を購入しました。
コロナショックの2020年3月も2万9000円のプラスに
こうした大胆な判断ができるのはポイント投資のメリットです。使う予定のないポイントで投資したと考えれば、もし負けてもそれほど大きなショックは受けずに済みます。感情に左右されず冷静に損切りできるからこそ、次のチャンスをつかむことができるのです。
残りのポイント13万Pも使って積極的に購入した結果、3月は約2万9000円のプラスで終えることができました。
ポイント投資は、ポイ活で元本を増やせるのもメリットです。楽天ポイントの場合、楽天市場で開催される「スーパーSALE」や「お買い物マラソン」でポイントを有利に獲得できますし、個別のお店でポイント倍率アップセールを実施したりしています。こまめにチェックすると、Amazonやヤフーショッピングで買い物をするよりも有利な場合があります。