空いているレジと手際の良いレジを探す

②空いているレジに並ぶ

レジが混んでいるとき、使っていないレジが開放されて「お次にお待ちのお客様、こちらのレジへどうぞ~」と声をかけられます。つまり、レジの数が倍になるのです。この場合も、稼働率が半分になったと考えるので、前述の計算と同じように、待ち時間は80秒から15秒に短縮されます。

ただし、この方法は運よくレジ開放イベントに遭遇できた場合なので、確実性は①に劣ります。大手スーパーでは、「3人並んだら空レジを開放する」という基準を設けているところがあるので、3人くらいが並び始めたら、空レジの隣レジに並ぶとよいかもしれません。

③手際が良いレジ係に並ぶ

レジの仕事というのは、単純作業な部分ばかりではありません。商品が痛まないように精算カゴに入れる順番を考えたり、タッチパネルの操作を覚えたり、イレギュラーな対応を求められることもあります。

ベテランのレジ係は、正確かつスピーディーに作業ができるので、処理能力が優れているといえます。「新人さんが担当するレジに並びたい」という人以外は、急いでいるときは手際の良さそうなレジ係のレジに並びましょう。

セルフレジは圧倒的に処理速度が遅い

④かごの中見が少ない人がいるレジに並ぶ

1点の商品につきスキャニングに約3秒の時間がかかるので、なるべくかごの中身が少ない人がいるレジに並ぶのがいいでしょう。

といっても、現実的にはそこまで見分けがつかなく、仮にひとつのレジのお客さんのかごだけ商品数が半分だとしても、会計の時間が短縮されるわけではありませんので、そこまでの効果は期待できないでしょう。

レジに並ぶとき、目の前の行列や並んでいる人たちのかごの中の商品数をなんとなく見て、「こっちかな」と選んでいる人がほとんどではないでしょうか。しかし、その先にあるレジ係の手際の良さを無視してはいけません。セルフレジの場合でいえば、有人レジと比べると、圧倒的に「1時間のうちに、何人のお客さんの会計ができるか」が劣ります。

セルフレジ
写真=iStock.com/Yagi-Studio
※写真はイメージです