ボールは小室さんの手のなかにある

眞子さん、秋篠宮、西村長官から投げられたボールは、小室圭の手のなかにある。

年明けにも、小室圭と母親・佳代の説明会見を開くべきだろうか。私は否定的だが、現代で小林よしのりも説明会見は意味がないといっている。

「もはや小室さんが説明責任を果たそうと、何かを発信しても、世論はそれに絶対に文句をつけるのではないでしょうか。小室さん問題というのは、そういった現象になってしまっていると思います」

今回問題になっているトラブルというのは、カネを貸したのに返さない、あれは借りたのではなく贈与だという水掛け論である。

借用書は一切なく、佳代からのメールに「お借りする」という言葉が出てくるだけである。その時は、結婚するという前提で2人が付き合っていたのである。

その後「破局」して、おカネの問題は話し合ったが決裂していた。

それが、小室圭が眞子さんと結婚すると会見をしたのを見て、くだんの元婚約者は女性週刊誌に、この話を売り込んだのである。

どちらの品性が下劣かは、いわずとも分かろうというものだが、週刊誌やワイドショーは、元婚約者の一方的な情報だけで、裏も取らず、小室母子のプライバシーを暴き続けた。

小室母子が取材に答えなかったり、逃げ回ったりしたのがいけないのだという輩がいるかもしれないが、あの最中にどのように釈明しても、メディア側に聞く耳があったとは思えない。

新郎新婦の手元
写真=iStock.com/Yue_
※写真はイメージです

メディアに対応できる人間が小室側にいれば、週刊誌が最初に報じた直後に、「その件については、元婚約者ともう一度話し合う」と発表すれば、これほどの騒ぎにはならなかったと思うのだが、今さら詮無いことである。

すべて説明の上、お詫びする

では、もし私が小室圭から相談されたとしたら、どうするかを述べてみたい。

真っ先に小室圭がやらなければならないことは、秋篠宮夫妻の理解を得ることである。司法試験の勉強を一時中断して即刻帰国し、秋篠宮夫妻の皇嗣邸を訪れるのである。

母親の佳代は余計なことをいいそうだから一緒でない方がいい。

夫妻が会ってくれたら、長い不在を心から詫び、母親と元婚約者との金銭トラブルの詳しい経緯を包み隠さず話すのだ。

なぜ、解決済みというだけで、何も手を打たなかったのかについてもつまびらかにして、お詫びと小室側の真意を理解してもらえるよう、何回でも、何日でも通って誠意を尽くすのだ。