途中からとなるとはっきりいって難しい

近くに部屋を借りるなどして、一緒に住むのは極力避ける<br><strong>脚本家・小説家 山田太一</strong>●1934年生まれ。松竹を経て、65年フリーに。主にテレビドラマの脚本を執筆。作品は「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」など多数。
近くに部屋を借りるなどして、一緒に住むのは極力避ける
脚本家・小説家 山田太一
1934年生まれ。松竹を経て、65年フリーに。主にテレビドラマの脚本を執筆。作品は「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」など多数。

できれば、年老いた親との同居は避けたほうが賢明でしょう。

だいたい、それまで離れて暮らしていれば、生活のスタイルやリズムが違うに決まっています。食事の時間や、見たいテレビ番組も合わないというのに、親子というだけで突然ひとつ屋根の下で暮らし始めても、そう簡単にうまくいくはずはありません。

ずっと一緒に住んできた実績があるのであれば、その間に相当の苦労はあったとしても、それぞれの性格もわかっているし、お互いにうまくやっていく智恵も身についているでしょう。なにより時間に裏打ちされた絆ができあがっているはずですから、子どもが同居の親をそれこそ死ぬまで面倒を見るというのは大いにありうるし、すばらしいとも思います。