日本人は不安傾向が強い
繰り返しになりますが、その「肯定力」が心許なく感じるくらい、わたしたちは間違いを選ぶことを許さないように育てられてきたのかもしれません。
また、日本人はもともと不安傾向の高い人が多い遺伝子プールであるとされています。日本には自然災害が多く、それに備えるには楽観的な性質よりも、不安傾向の高いほうが生き延びやすい環境であったわけです。
自分の決断をなかなか正解と思いにくく、曖昧であったり、迷ったりしがちなことが日本人の性質を表しています。
「迷うこと」は人生の幅の広さの証明
でも、考えてみれば、「迷える」ということは、それだけ自分の可能性が残されていると捉えることもできます。
「この人で良かったのかな」
「この仕事で合っているのだろうか」
そのように人は迷いますが、迷うこと自体が、これからの人生の幅がまだまだ広いことを証明しているわけです。
自分なりの幸せを築いていくなら、まず自分の選択や決断をなにより重視する。
そして、迷ったとしても、その迷うことすら自分の「幸せ」の可能性を広げてくれるものとして、堂々と受け入れていく必要があるのでしょう。