過去問を受験にどう活用するか。過去問の出版社・声の教育社代表の後藤和浩さんは「塾で演習授業が始まるまで過去問に触れてはいけないと考える保護者は多い。だが、早めに見始めて出題傾向を分析するほうが得点力向上につながる」という――。

※本稿は、後藤和浩『親の「しんどい」が「大丈夫」に変わる 中学受験の味方』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

「不可侵領域」扱いされる過去問

過去問との接し方については、親御さんの中にちょっと誤解があるのかも、と感じることがあります。その誤解を解くことから始めていきましょう。

まず言いたいのは、過去問を特別視し過ぎないでくださいということです。

声の教育社として春や夏の中学受験イベントに出展するときに、よく見る光景があります。

並んでいる各中学校の過去問をお子さんがペラッとめくろうとすると、親御さんが「ダメ!」と厳しく制するのです。

売り物に勝手に触っちゃダメというのではなく、「然るべき時期が来るまで、決して過去問に接してはならない」という意識になっているのですね。

母親に注意される子ども
写真=iStock.com/jeangill
※写真はイメージです

保護者に知ってほしい「過去問の誤解」

それは、「先に見ちゃうと、解けるようになるから」というのが理由のようです。どうやら、合否の可能性を正確に判定するために、過去問にはギリギリまで手をつけないほうがいいと思われているようです。

たしかに、過去問をはじめて解いてみていい点数が取れたら、その学校に合格できる可能性が高いと考えるのは自然ですよね。

でも、過去問で合格点を取れたとしても、今年の入試で合格をもらえるかどうかはわかりません。年度によって出題内容は変わるため、同じ問題が出るわけではないからです。

ですから、過去問は合格可能性を測るための「材料」としては非常に有効ですが、それだけに用途を限定してしまうのは、もったいない使い方なのです。

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日時:7月10日(金)19:00~21:00
参加費:無料(アーカイブ配信あり)
配信方法:Zoomウェビナー(スマホ・パソコンから視聴可能)

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