※本稿は、後藤和浩『親の「しんどい」が「大丈夫」に変わる 中学受験の味方』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
子どもの学習は「薄く塗り重ねていく」もの
志望校の合格を勝ち取るための、「家庭学習」についてお話しします。
最初にお伝えしたいのが、子どもの学習は、大人の学習のようにはいかないということです。大人が学ぶときは、単元ごとにきっちり「ひとつずつ修めていく」スタイルが通用しますが、小学生相手ではそうもいきません。
すごろくのように一つひとつコマを進めていくというよりは、色鉛筆で塗り重ねていくイメージが近いかもしれません。
最初の頃は、「あれ? 本当に色を塗った?」と思うくらいに薄〜い塗り方かもしれませんが、何度も何度も薄く塗り重ねて、だんだんと色を濃くしていく感じです。
「受験」を大人の感覚で捉えない
親自身が経験した高校受験や大学受験と同じ感覚でいると、「何回もやっているはずなのに、どうしてうちの子はわからないのだろう?」とイライラして、子どもを責めたくなってしまうかもしれません。
同じ「受験」でも、大人が考えている受験と中学受験はまったくの別物だと考えておきましょう。
本番の日まで、同じ単元を繰り返し学ぶタイミングは何度でも来ます。ですから、塾の毎月のテストでも、宿題でも、模試でも、とにかく「完璧」を目指す必要はありません。
好きなもののことなら子どもはあっという間に覚えてしまいますが、勉強に関しては、残念ながら話は別です。「子どもは記憶力がいい」なんて、幻想です(涙)。
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