問題解決とプログラミングの掛け合わせが強みに

「現場レベルのサブスキルを持っておく」

僕にとってプログラミングはサブスキルだ。

これをメインにしてしまうと、結局、ただのシステム屋さんになってしまう。

自分がメインにしているのは、問題解決だ。起こっている状況に合わせて、どうすればそのトラブルを処理できるかを考えることだ。

目の前で怒っているオッサンを落ち着かせることや、プログラムの設計を作ることなど、すべてをひっくるめて問題解決としている。

いわばトラブル処理なのだが、そういうと、ネガティブなイメージがあるかもしれない。

ただ、自分で問題を設定することもできるので、目標を実現する能力とかなり近い。

そうやってメインスキル(マクロな経営視点)とサブスキル(ミクロな現場視点)を両方持ち合わせることが強みになる。

僕は小学校の頃からプログラムをやっていた。

ウェブで使う言語とはまた少し違うので、実際に2ちゃんねるを作るときは、一からやり直したが、小学生のときに「コンピュータはどうやって動くのか」という概念を知ることができたので、大人になってからの習得は早かった。

バイオリンで飯を食っていこうと思ったら、9歳くらいまでには始めていないと難しい。でも、たまにどこかで弾いてお小遣いをもらうくらいのレベルなら、別に何歳で始めてもいい。

そういったサブスキルは、軸として持っておくようにしよう。

ドイツ語を話せないがドイツで仕事できる

サブスキルというのは、言語がわからなくても仕事ができるもののほうがいい。

たとえば、僕はドイツ語を話すことはできないが、ドイツの会社に入ってプログラミングの仕事をすることになったら、ある程度はできる自信がある。プログラム言語を見れば、大体こう動くとか、何をすればいいかがわかる。

バイオリンで食べていける人も、海外で活躍することができる。

留学してプログラミングのスキルで生きていけると思ったことは大きい。

ひろゆき『1%の努力』(ダイヤモンド社)
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言語の壁を越えられるスキルは、相当な自信になる。

それに、本当に自分に日本が合っているかどうかは、日本を出てみないとわからないものだ。

サブスキルを持っておくことは、その可能性を広げることもできる。

それがあって初めて、メインスキルに移っていくことが効果的になる。

現場レベルの仕事ができない人が、いくら「いいこと」を言っても、誰も動いてはくれない。

これもまた、ポジショニングが大事になってくるのだ。

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