「50歳から人生設計をすべきだった……」
【50代を後悔している理由1位】定年後の人生設計をしておくべきだった
「1万人インタビュー」における「50代を後悔している理由」の栄えある(?)1位は、他でもない、「定年後の『人生設計』をしておくべきだった」です。
ここには、
・「『人生に定年はない』と気づけなかった」という後悔
・「『80歳以後も人生は続く』と自覚しておくべきだった」という後悔
・「何も考えず、無為に過ごしてしまった」という後悔
も、含まれています。
「お金」や「人脈」、「やる気」も上位になりましたが、トップはこれでした。仕事に忙殺されて、それどころではなかった人も多いでしょうし、なんとなく漫然と過ごしているうちにいつの間にか60歳に、という人もいます。
意外に多かったのは、「定年になったら、まずはゆっくり充電しながら、その先のことを考えよう」と、思っていたタイプです。
しかしその充電中に、「現役時代、せめて50歳から、定年後の『人生設計』をしておくべきだった」と後悔するというのです。
役職定年や雇用延長が射程に入ってきた世代は、教訓にしたいものです。
「4つの心構え」で対策できる
「12の後悔」、いかがでしたか?
こんなに一気に見せられると、「どこから潰していけばいいのか、もう分からん!」と、すでに心が折れそうな人もいるかもしれませんが、気を落とされることはありません。
「12の後悔」それぞれに対策を講じる必要はありません。
まずは本書『50代 後悔しない働き方』でふれる「4つの心構え」を押さえてから、本書で説明する「自分にできそうなこと」を実行するだけで、拍子抜けするくらいサクサクと対処できるのです。
すべての根っこは「定年後の人生設計をしていなかった」ことにあります。逆にいえば、先々の設計をしておけば、12のうち多くの後悔は防止できるのです。