ここまでブランドにこだわる痛々しさと港区女子との共通点

この事実が示すものは一つだ。

彼は、とにかく“ブランド”が好きで、自身にとってステータス性の高いものをインスタグラムに投稿するネタとして意識的に選んでいるのだ。その言葉通り、彼の「ブランド好き」を端的に示す投稿もある。

それはいまから8年前。

彼は、インスタグラムで10万円以上するクリスチャン・ルブタンやジミー・チュウなどの高級ブランドの靴を次々投稿している。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ねずみ年だけに!ジミーチュウチュウチュウ!

アンジャッシュ 渡部 建(@watabeken)がシェアした投稿 -

これらのブランドが意味するものがわからない人のために補足説明すると、渡部さんがアップしたアイテムのブランドは、どれもキャバクラ嬢や若手経営者など、派手な生活を好む人が身に着けがちなものだ。

端的に言えば、“港区女子”が好むブランドなのだ。

港区女子と言えば、高級ブランドのバッグや靴を好み、高級店の寿司やフレンチをSNSにアップするのが特徴だ。結局、ブランドまみれの渡部さんのインスラグラムを振り返ると、個々の飲食店の味が好きというよりも、ブランドバッグを身に着けるように個々の飲食店を好んでいた可能性が高いと言わざるを得ないのだ。

「トロフィーワイフとしての佐々木希」という悲劇

こうなると、2017年に結婚した妻・佐々木希さんの存在について言及せざるを得ないだろう。

彼が好むレストランや、インスタグラムにアップする写真は、そのほとんどが誰もがうらやましがり、かつ自身のステータス性を顕示できるようなものばかりだ。「世界で最も美しい顔100人」にも選ばれた女優でモデルの佐々木希さんを彼が伴侶に選んだ理由についても、自然と納得がいく。

彼は、高級アクセサリーを身に付けるように、予約困難な寿司屋の握りを食べるように、「世界で最も美しい顔」の美女を“トロフィーワイフ”的に選んだ可能性が否定できないのだ。

最後に、過去に彼が出演したテレビ番組でのこんなエピソードを紹介しよう。

2017年5月4日に放送された「アメトーーク!」(テレビ朝日系列)の「アンジャッシュ大好き芸人」。この日登場した芸人は、土田晃之、有吉弘行、バカリズム、山崎弘也、いけだてつや(人力舎のアンジャッシュの後輩芸人)の5人。

番組内で、「渡部のココが好き」というコーナーがあった。

ここで土田さんは、渡部さんの「女を抱きまくってきた」と暴露する。さらに、有吉さんからは「メシと女、止めろって言われたら?」と究極の選択を迫る。