池田大作氏は本当に生きているのか問題

「創価学会の池田大作名誉会長は、今も存命だと思いますか?」

宗教界の取材をしていると、さまざまな方面からかなり頻繁に投げかけられる質問だ。しかし、ある時さる学会幹部の口から聞いた次の言葉には、説得力があると思った。

2008年5月8日、東京都内のホテルで、会談を前に創価学会の池田大作名誉会長(左)と握手する中国の胡錦濤国家主席。
写真=時事通信フォト
2008年5月8日、東京都内のホテルで、会談を前に創価学会の池田大作名誉会長(左)と握手する中国の胡錦濤国家主席。

「池田名誉会長がお亡くなりになってるわけがないでしょう。もしお亡くなりになったら、われわれが即、公式発表します。われわれが最も恐れているのは、その情報が外部のマスコミにスクープされてしまうことです。そんなことになったら、創価学会の権威なんて何もなくなってしまう」

つまり、いま日本社会で人が亡くなると、医師が医学的見地からの死亡診断書を作成なくてはならない。近親者などは、その人の死を知ってから7日以内に死亡診断書を役所へ届け出る義務があり、また死亡診断書に虚偽の内容を記載することは違法行為だ。かつ、突然死や指定感染症による死、犯罪行為の結果の死と疑われる場合などは、警察の検視を経る必要さえある。日本の法制度下で「人の死を隠す」ことは(特に著名人の場合)不可能に近く、また創価学会がそういう画策をしていたと知れたら、それ自体が猛バッシングされるだろう。