理系科目を予備校のようにわかりやすく解説する

3.ヨビノリたくみ

予備校のノリで大学の勉強ができるということで、「ヨビノリ」と略されている動画チャンネルです。大学で学ぶ難しい理系科目が、予備校教師が教えるようにとてもわかりやすく理解できる動画コンテンツが多く存在しています。

これがとにかくめちゃくちゃわかりやすい。相対性理論・微分積分・遺伝子・宇宙……さまざまな分野の勉強が、理解しやすいように解説されています。このチャンネルの運営をしている「ヨビノリたくみ」さんは東大卒なのですが、他の東大生に聞いても、「この動画で東京大学の授業の勉強がはかどった」とおっしゃっている人も多いです。それくらい動画コンテンツのクオリティが高いのです。

中でも僕のオススメは「相対性理論」を非常にわかりやすく教えてくれる動画です。

僕は文系なのですが、それでもこれで相対性理論が理解できた感覚がありました。文系的な科目の勉強というのが動画コンテンツとして配信されているチャンネルは多いのですが、理系の科目がここまで網羅的に紹介されているものはなかなかありません。社会人の方で勉強をしたいけど、本を読むハードルは高い……とお考えの方は、もしよかったらこのチャンネルを観てみてもらえればと思います。

大ざっぱに学ぶのに最適

4.中田敦彦のYouTube大学

言わずと知れたYouTubeチャンネルですが、このチャンネルの最大の特徴は圧倒的なわかりやすさです。中田さんがお話し上手というのもあるのですが、東大生の僕らから見てもしっかりとポイントを押さえた解説になっています。もちろん、専門的な部分や細かい部分のあらがないわけではありません。しかし、学びの入門として大ざっぱに勉強するのであれば、これほどインスタントで効率的なチャンネルはないだろうと感じます。

そしてぶっちゃけた話、歴史や国際情勢・経済などの分野において、「大ざっぱな理解」というのは極めて大切なものだと感じます。ポイントさえ押さえられていれば、細かい部分に関しては後からいくらでも身に付けることができる。東大生でも、このような形で勉強している人は多く、「一度ざっくり教科書を読み流してから勉強した」「ポイントを押さえてからの方が勉強ははかどる」という考え方をしている人も多数います。

個人的には文学作品の紹介が特に面白いと感じました。例えば、ドストエフスキーの『罪と罰』の紹介動画です。ドストエフスキー作品や『源氏物語』、『君たちはどう生きるか』『火の鳥』……動画を見たうえで、原著を読むとまた違った印象が生まれます。ぜひ動画と一緒に読書を進めてもらえればと思います。