「ペアーズ」は累計1000万人以上が利用している人気アプリで、男性は月額1980(3カ月継続のプラン)、女性は基本無料と利用料金も安く、広い層に支持されています。
Dさんは離婚歴がありましたが、子どもはいませんでした。新しい出会いを求めていた彼女ですが、前の旦那さんが同業者だったこともあり、仕事関係者との恋愛は避けたいと考えていました。普段あまり出会うことのない、新たな出会いを求めてアプリに登録しました。
離婚を経験したことで、一時は恋愛を面倒くさいと感じることもあったようですが、その頃から、Dさんの周囲では結婚・出産ラッシュになっていたと言います。離婚して子どもがいない彼女は、友人たちから幸せな報告を受けるたびに、劣等感を抱いていたそうです。
そうした気持ちを紛らわせたいという思いもあり、初めは新しい結婚相手を探すというよりは、新しい友人を求めるくらいの軽い気持ちで登録したというDさん。ところが、すぐに意気投合する男性と出会い、トントン拍子で結婚に至ったのです。
初めから結婚を意識していなかったことで、視野を広げられたという利点もあったのかもしれません。いずれにしても、友達づくりの一環として利用できるのも、アプリならではの気軽さなのでしょう。
「自分なりのルールを決めて、徹底」
一方、Dさんのようにフラットな感覚でアプリに手を出す人ばかりではなく、当然真剣に結婚相手を探すために登録した人もいます。27歳のときに結婚を意識していた彼氏と別れた末に、「次こそは結婚したい」と婚活アプリに登録したのが、Eさんです。
いざ、婚活を始めると決めた彼女は、まず「エクシオ」や「パーティーパーティー」といった婚活パーティーに参加するようになります。ところが、毎回大人数の人と会うのが窮屈に感じてきてしまったため、恋活アプリの「ペアーズ」と「ウィズ」の2つに登録することにしました。
Eさんは最初、「アプリの中なら、嘘をつこうと思えばつけるだろう」と、少々男性に対して疑いの目があったようです。でも、信用できないからこそいろんな人と会ってみよう、それで少しでも怪しいと感じたら交流を断とう。そう決めて、アプリでの婚活に臨んだそうです。
最終的に理想の男性を見つけた彼女に、成功の秘訣を聞いてみると、「自分の中で『いつまでに結婚する』という期限を設定して、その間はとにかく努力をし続けようと思っていました。ほかにも、『初回から割り勘の人はNG』『2回目から馴れ馴れしい人もアウト』など、自分なりのルールを決めて、徹底していたこともよかったのかもしれません」と話してくれました。
マッチングアプリでは多種多様な人と出会えるだけに、自分なりのルールを定めておくことが重要なのです。