三国志の「赤壁の戦い」を描いた『レッドクリフ PartII』が上映される。この映画を製作したジョン・ウー監督と、中国古典を熟知するSBIHD北尾吉孝CEOに本物のリーダーの魅力について語ってもらった。
北尾吉孝●SBIホールディングス代表取締役執行役員CEO
1951年、兵庫県生まれ。74年慶應義塾大学経済学部卒業後、野村証券入社。95年ソフトバンク入社、99年からソフトバンク・インベストメント(現SBIホールディングス)CEO。中国古典に精通し、著書も多数。最新刊は『君子を目指せ小人になるな―私の古典ノート』(致知出版社)。
1951年、兵庫県生まれ。74年慶應義塾大学経済学部卒業後、野村証券入社。95年ソフトバンク入社、99年からソフトバンク・インベストメント(現SBIホールディングス)CEO。中国古典に精通し、著書も多数。最新刊は『君子を目指せ小人になるな―私の古典ノート』(致知出版社)。
【北尾】 『レッドクリフPartII』、拝見しました。いよいよ「赤壁の戦い」の本編が描かれるわけですが、映像のスケールの壮大さ、CG技術を駆使した映像美に引き込まれました。クライマックスの水上戦、曹操の船団に火が燃え広がってゆく炎上シーンは特にすごい。あれだけの迫力は滅多にお目にかかれない。
もう一つ感じたのは、我々が子供の頃に読んだ『三国志』とはまた一味違った、まさにジョン・ウー版『三国志』であるということ。象徴的だったのがエンディングです。我々が読んでいた『三国志演義』では赤壁から敗走した曹操は関羽の情で落ち延びますが、今回の映画ではそういう描かれ方はしていませんね。
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