水漏れは直しても人間関係を壊す業者

感情の高ぶりは収まる気配がないので、細かい事情を伝える前に「まずはHS工事と話をする」「一度、こちらが全額立て替える」と話して、何とか電話を切ります。

一息ついた後、HS工事(仮名)に電話。

――全額の請求書を実家に送ったそうですが、そうしないでくれ、と言ったじゃないですか。伯母が恥ずかしながら感情の起伏ある方なので、一部を私が負担して、請求書は別々、とお願いしたはずですよ。

HS工事「あー、すみません~。こちらの手続きミスで~」

事態の深刻さを全く理解していない。というか、絶対に悪かったとは思っていない様子。さすが、水漏れは直しても、他の漏れがあるだけはあります。と言っても、それ以上、非難しても意味がありません。

工事はすでに終了していますし、全額払わなければなりません。私もさすがに43万円全額を払うことはできず、分割払いということでひとまずまとめました。

怒りの矛先が、業者から私に……

翌日、少しは落ち着いただろうと思って、再度、R伯母に連絡しました。すると、怒りの矛先が業者からこちらに向かってきました。決定打となったのがお金についてです。

R伯母・E伯母は1階の工事そのものは必要として了承はしていました。金額を30万円と伝えて、「全額をすぐ払うのは無理だけど、年金給付月ごとの分割払いなら可能」と一再ならず話していたのです。

だからこそ、私と伯母で分ける話をHS工事にしたわけですが、43万円の請求書が送られた途端に怒り狂う。いや、これはHS工事の手続きミスで、そちらは30万円だから、といっても、それでも「お金がない」と言い張るのです。

なぜ、2019年7月には「30万円を分割なら払える」と言っていたのに、3カ月後には払えない、と言い張るのでしょうか? しかも、年金暮らしで余裕がない、と言っている割に、私が実家に行くたびにお金はそれなりに使っていました。

私が実家に戻るたびに、食事はやたらと外食。ラーメンだの焼肉だの回転寿司だので、しかも、支払いは全部、伯母。こちらが出そうとするのを極端に嫌がっていました。朝食なども、近所のパン屋やコンビニで買うのが中心であまり作らなくなっていました。帰るときには5000円札とか、お菓子を渡して、受け取らないのを許しません。