「奥さんが浮気したことにすればいい」愛人が仕掛けた罠

学生時代にモデルのアルバイトをしていたこともあるC菜さん(40代)が、ひとりで入ったカフェで見知らぬ男性から声をかけられたのは1年前のことだった。「『この後、飲みに行きませんか?』と誘われたのですが、もちろん『夫がいますので』と言ってお断りしました。まさか、それが夫と愛人の計画だったとは夢にも思いませんでした」と話す。

結婚17年目のC菜さんの夫は、自分の会社の社員やスタッフからも不評をかうほどケチで有名な経営者。C菜さんもそんな夫に嫌気が差していたこともあり、浮気をしていることはうすうす気づいていたものの、見て見ぬふりを続けていた。

先日、夫の愛人を名乗る女性が「旦那さんと別れてほしい」とC菜さんに電話をかけてきたという。驚いたC菜さんはすぐに夫に連絡して説明を求めたところ、夫はあっさりと浮気を認め、謝罪した。夫いわく、「すべて愛人がたくらんだことだから許してほしい」。

愛人は「私との浮気が原因で離婚ということになれば、奥さんに莫大な慰謝料を支払わなければならない。裁判になれば費用もかかる。だったら、奥さんを有責配偶者にすれば余計なお金は支払わずに済むはず」と夫に吹き込んだという。

愛人は、知り合いの男性に頼んでC菜さんのいるカフェで彼女に声をかけてもらい、別に雇ったプロのカメラマンに二人で話しているところを望遠レンズで撮影させた。C菜さんが夫以外の男性と密会しているような写真を証拠として用意する目的だった。ところが、いざとなると今度は夫がC菜さんとの離婚に尻込みをしはじめたので、業を煮やした愛人が直談判をしにC菜さんに電話をかけた、ということだったのだ。

ネットで離婚情報を集められるようになった

いずれのケースも背景には、「インターネット上に離婚の情報が増えたおかげで、一般人も詳しい知識を持てるようになった」ということがある。つまり、愛人の立場にある女性も「どうしたら自分の思い通りに相手を離婚させられるか?」を調べやすい時代になったとも言えるだろう。

ただし、ネット上の情報は玉石混交であるのも事実。なんの根拠もなく、間違った情報が堂々と披露されていることも少なくない。離婚や法律に関する正確な情報を知り、幸せな人生を歩むための正しい選択をするためには、あくまでもプロの力を借りる必要があることを忘れないでほしい。

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