【ケース2】「ほかに好きな人ができた」と妻が言いだした

次は、妻の「婚外恋愛」が原因のケースだ。友人の紹介をきっかけに出会い、29歳で結婚した妻は、夫婦生活がスタートしてまもなく、夫との「価値観の違い」を感じ始めたと話す。夫との生活がストレスになっていくのを感じながらも5年が過ぎた頃、妻の職場に新しい上司が赴任。一緒に仕事をするようになり、お互いの人柄を知るうちに、いつしか惹かれ合うようになっていったという。

「彼は離婚経験者で現在は独身。夫婦問題で悩んでいる私の話を親身になって聞いてもらえることが救いにもなっていた」。37歳になっていた妻は、やがて「この人の子供を産みたい」と上司との関係をもっと進めたいと思うようになり、夫との離婚を決意。

「夫に、ほかに好きな人ができたことを告げたところ『そんな勝手なまねは許さない』と」。現在離婚協議中だが、上司との子供を生みたいから今の夫とは一刻も早く別れたい、という気持ちは変わらないという。

【ケース3】貯金どころかギャンブルざんまいの夫に三行半

最後は40歳夫婦のケースだ。「貯金が貯まったら子供をつくろう」と決めて結婚生活をはじめた夫婦に危機が訪れたのは、夫婦ともに40歳になったタイミング。いつまでも定職に就かず、バイトとギャンブルを繰り返す夫に対し、会社員としてフルタイムで働く妻が三行半を突き付けた格好だった。

「あなたのことは好きだけれど、私たちの将来のことを考えようとしない姿勢にはもう耐えられない。私は子供を産み、母親として子育てもしたいので別れてほしい」と伝えたところ、夫は「これからは働いてしっかり貯金もする。頼むから離婚しないでほしい」と懇願。

心を入れ替えたかと思いきや、それから2年たっても本腰を入れて働こうとしない夫に業を煮やした妻は、とうとう夫に離婚を言い渡したとのこと。「このまま子供を産まずにいたら、自分の人生を後悔することになると思った」と妻はため息をついた。