【3.トーク・スルー】「生煮えのアイデア」を話してみる

漠然とした考えをまず人に話すことでアイデアが固まってくる
図を拡大
漠然とした考えをまず人に話すことでアイデアが固まってくる

グーグルのCEO、エリック・シュミットは、新規のアイデアを募るために、まずは人の意見を徹底的に聞き取るそうです。「30人のアイデアを集めて、そこから取捨選択する」のが、彼流の仕事術。他者というフィルターを通過することで、隠されていた「創造性」の原石が発見されることは、よくあることです。

その代表的なものが「トーク・スルー」(talk through)のテクニック。アイデアを創出する際、自分の中で熟成する前に、他人に話してみるというもの。

会社のプレゼンなどで事前に綿密な資料を作成し、話す順番も決めておくという人は多いでしょう。バラク・オバマはそのタイプです。彼はスピーチの内容を事前に入念に準備しています。しかし、新たなアイデアを創出したいときは「トーク・スルー」のアプローチのほうが、より効果的な結果を生み出します。

(三浦愛美=構成 的野弘路=撮影 ライヴ・アート=図版作成)