はたして「平成最後の政党」は誕生するのか

自由党側は国民民主党と合流して大きな塊になることには異存はない。しかし国民民主党内には小沢氏と一緒になることへの不満も少なくない。かつて小沢氏の側近で袂を分かった階猛氏がその代表格で、合流話が持ち上がったころから「大義がない」と異論を唱えた。

合流問題はなかなか進まない。3月28日の小沢、玉木の両氏の会談では、4月30日までに結論を出すことになった。小沢氏は「それまでに結論が出ないなら、この話はなしだ」と、党内をまとめられない玉木氏に最後通告を突きつけている。

「平成の壊し屋」として、多くの政党をつくり、そして壊してきた小沢氏が、平成最後の日である4月30日をタイムリミットに設定したのは興味深いが、どちらに転んでも野党共闘の将来を左右する。

合流が実現し「平成最後の政党」が誕生し、立憲民主党と匹敵する勢力ができたら、この2党の主導権争いが深刻になるかもしれない。逆に合流話が頓挫すれば、国民民主党と自由党との反目も加わり、野党共闘はますます難しくなる。

今のままでは「令和」になっても野党が存在感を示すのは難しい。野党第1党の立憲民主党が、もう少し大人の対応をするのが肝要なのだろう。