勉強の内容に関しては、両者の違いが鮮明に。高所得者は「仕事上の専門知識」、低所得者は「資格」が2位に挙がった(図3)。「高所得者は、資格のように何点とったら合格といった勉強はまずしません。戦略的に物事を考えるのが仕事ですから、そこに求められる知識を広げるための勉強なのです」(加谷氏)。

コメンテーターの2人が口をそろえるのが「資格に依存すると一流になれない」ということ。資格の価値や有効性というものは、国や団体の方針、時代の流れによって変わってしまうリスクがある。例えば、本格的なAI時代が到来すれば、行政書士や司法書士などの士業は不要になるとよく言われている。

高所得者の勉強は専門性が高いため、それなりのお金もかかるようだ。月に2万円以上使っている人の割合が低所得者に比べてかなり高い(図4)。

自分のプライベートタイムも仕事と同じくマネジメントし、計画どおりに行動できる人こそ一流になれる――これが今回の調査から見えてきた結論だ。

調査方法●編集部と楽天リサーチで実施。個人年収500万円未満150人、個人年収2000万円以上150人から回答を得た。調査日は2017年3月15~16日。

加谷珪一
経済評論家
東北大学工学部原子核工学科卒。日経BP社(記者)、投資ファンド運用会社を経て、コンサルティング会社を設立し代表に就任。
 

金森重樹
行政書士
不動産投資顧問。東京大学法学部卒。不動産、建設、ホテルチェーンなどグループ年商100億円の企業グループのオーナー。
 
(撮影=大沢尚芳、鈴木啓介)
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