小遣いが額も「未婚」は「既婚」の2.3倍の8.7万円

平均額が高かった<未婚・子なし>の援助とは、具体的には何でしょうか。

<未婚・子なし>が全体平均よりも高かったのは、「家賃」「年金・保険」「光熱費」「食材費」「旅行代」「小遣い」でした。額の多い順に並べると、こうなります(母数が少ないため、平均額は参考値)。

「家賃」76万8000円(5人)
「年金・保険」24万8000円(6人)
「光熱費」18万6000円(21人)
「食材費」15万8000円(42人)
「旅行代」12万円(9人)
「小遣い」8万7000円(28人)

上位3項目「家賃」「年金・保険」「光熱費」は金融機関から引き落とされるため、金額の大きさに気づきにくい、と考えられます。また、「食材費」「旅行代」は親と一緒にいる(同居している)と援助されている事実がわかりにくいという特徴があります。

注目すべきは、未婚の子供が親からもらう「小遣い」の高さです。親から援助される小遣いの全体の年間平均額は6万4000円でしたが、世帯状況別に見ると、これも明確な差がありました。

<既婚・子あり>3万8000円
<既婚・子なし>7万9000円
<未婚・子なし>8万7000円

<未婚・子なし>は<既婚・子あり>の約2.3倍の小遣いをもらっていることになります。