【IT】同感だ。じつは販売子会社で希望退職者を募集しているが、ターゲットの1つは親分肌の課長職だ。それなりにどぶ板営業で実績を上げているが、部下に対するセクハラ、パワハラがひどく人事にも報告がきて、そのたびに注意していた。結局見逃してきたけどもう限界だ。コンプライアンスの徹底も今後は大事になるよ。
【サービス】やはりAIやITの進化の時代に、より問われるのは人間性と社会性だと思う。人として正しいことをしているか、企業として利益だけではなく社会に貢献しているかが大事になる。ベテラン社員が若い社員に間違ったことをしないように教えられる組織はこれからも強いだろう。
AI化から逃げず、触れる努力を
【医療】関連するけど愛想は大事だ。生き残るにはAIには代替できないことをやるか、AIを上手に使うことだ。コンピュータには愛想がない。人間にも愛想がある人とない人がいるけど、ない人は負けてしまう。もう1つは40代、50代の人でもAIやデータサイエンスを勉強して使えるようにすること。使いこなして何かと組み合わせたサービスや商品を出す、あるいは社内業務を変えていくことは決して難しいことではない。問題は年を取ると新しいことを敬遠し、若い人に任せておけばよいと思うことだ。逃げ切ろうと思わずに触ってみることだよ。
【サービス】正直、大企業の50歳前後だと難しいね。昔はパソコンも触らないで部下にやらせていた上司もいた。今はいなくなったが、それでも俺が決めて指示し、部下がやるもんだと思っている上司も多い。
【IT】年輩者だけじゃない。これからは20代、30代でもPDCAを回せない社員は使い物にならないだろう。とくに大事なのはプラン。自分で仮説を立てて高い目標にチャレンジすることが今まで以上に重要になる。それができない社員は、いくら若くてもいらない。
【サービス】でも今後どうしてもリストラをするとなると40代以上になる。とくに過去の実績だけで判断し、新しい視点で検証できない、他の価値観や意見を無視して仕事をやってしまう人はダメだ。部下なしの担当者でも命令に従ったふりをするだけで実際はその通りにやれない人。また、部下に仕事を任せておきながらどうでもよい細かなところに口を出して干渉し、仕事を混乱させる上司もいらないね。