人の前では学歴社会を非難しても、わが子となれば話は別。親の学歴ごとに様変わりする子どもへの期待とホンネの実態が1000人調査で明らかになった。

「50社も受けたのに内定が出ません。僕は日本中の企業から『お祈り』されている身なのです」

親の学歴別「わが子を入れたい会社」/わが子に望む年収/わが子にはここまで出世してほしい
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苦笑いを浮かべながら、こう語るのは現役の早大生S君。「お祈り」とは、不採用が決定した場合に、企業側から決まり文句として送られてくる「今後、貴方の残された学生生活が有意義なものとなり、就職活動が成功することを心よりお祈り申し上げます」というお断りメールの文面を皮肉ったものである。S君のパソコンのメールボックスは各社から届けられた「お祈り」の言葉で一杯になっていた。