こだわり食材購入に評判の飲食店巡り、月12万円超

Tさんは料理好きです。そのため、食材や調味料にこだわります。研究熱心で、プロの味を知るため外食もよくします。美食家であることは悪くはありませんが、一人暮らしで食費が月7万3000円というのはいただけません。

しかも、隠れた“食費”もあります。職場の同僚たちとも「おいしい」と評判の飲食店に行くのが好きで、交際費の4万8000円は丸ごとその飲食代に消えます。つまり、Tさんの食費は正確には月12万1000円という計算になります。あまりに多すぎます。

他の支出項目もかなり高額でした。

たとえば水道光熱費は1万8000円。日中は家にいないにもかかわらず、あまりにも高額です。Tさんはスーツやワイシャツなどはクリーニングを利用していますが、普段着や下着は自分で洗濯しています。その際、「干すのが面倒くさい」という理由で毎回乾燥機を使っているのです。どうやらそのために電気代が高額になっているようでした。

▼「何に使ったかわからない」使途不明金が毎月2万

また通信費は、自宅のWi-Fiや固定電話などを含め1万7000円です。スマートフォンは「格安」タイプに変えたほうがコストは安いと承知していながら、これまた「手続きが面倒」でそのまま放置。契約内容を見直さず、大手キャリアの高額なプランを使っていました。月額2000円の使用料を払っている動画サイトも、「3カ月無料」という宣伝文句につられて契約しましたが、ほとんど見ていないそうです。

さらに、バカにならないのが月8000円という生活日用品です。スキンケア、ヘアケア、体臭対策……。身だしなみにも十分に気を遣い、男性用の基礎化粧品なども愛用しています。新しい商品が出るとつい試してみたくなり、購入してしまうそうです。使い切らないままの商品がかなり残っていると予想できます。

その他、どんなに考えても「何に使ったかわからないんですよね」という使途不明金が平均で毎月2万円もあることが判明しました。「どんぶり勘定」ゆえの自業自得ですが、毎年24万円の「使途不明金」というのは見過ごせません。

こうしてお金の使い方を費目に分けて家計表にしていくと、Tさんは「こんな金額になるとは思わなかった。驚いた」と言いました。一度の買い物は数千円でも、回を重ねると大きな金額になることを意識していなかったようなのです。

このままではいつまでも貯蓄額は増えません。また今後転職をして給与が下がれば暮らしが苦しくなるリスクもあります。そこで、支出削減の方法を相談しました。