シェアする前に要チェック!「5つの確認ポイント」
入手した情報をうのみにせず、複数の角度から正確性を確認し、信頼性の高い情報を発信する視点やプロセスには次の5つのポイントがあります。
□情報源、発言者の信頼度
□元ネタを確認する
□複数の情報を比較する
□「他人の作品」の利用には許可をとる
□ 間違えたら「訂正」、状況が変われば「追記」
では、細かくみていきましょう。
ポイント(1)情報源、発言者の信頼度を調べる
ネットには、有象無象の情報があふれています。多くの人の関心が高い健康情報などは、次から次に新しい説や方法、商品が出てきます。ということは、古い情報もあふれているということです。たまたま目にした情報が、古いものだと知らずにシェアしてしまい、実は誤った情報だった、ということはありませんか?
また、ネットの記事には、最近の記事なのか過去のものなのか、区別がつかないものがあります。すぐにツイートをしたり、ブログのネタに使ったりするのではなく、いつの時点での発信なのかを確認するようにしましょう。特に注意すべき点は以下の3つです。
・いつ、どこで、誰が、何のために発表したものか?
・書いた人や情報を発信している企業やメディア、サイトの運営者は誰か?
・その人や組織は、信頼性、正確性、公平性において問題ないか?
ポイント(2)元ネタを確認する
「情報源の確認」と共に、できれば事実をさかのって確認することをおすすめします。引用資料の場合は、基の資料を確認する。つまり「誰かがこう言っていた」という二次情報を使うのではなく、当事者や公的資料などの一次情報を参照するということです。
例えば、特定の人のプロフィールやエピソードを載せる場合は、本人の公式サイトやブログを確認する。あるいは、企業や組織に関するニュースや不祥事を話題にするなら、その会社のホームページで当事者側の見解や見通し、事件や不祥事の場合は事実を認めているのか、謝罪しているのか、それとも誤解だと主張しているのか、当事者の公式見解を確認してから発信するようにします。
ウィキペディアを利用するときにも注意が必要です。ウィキペディアは不特定多数の投稿によってつくられているため、情報の信頼性や信憑性、公正性が保証されているわけではありません。情報が一方に偏っているリスクもあります。利用する際には、その点を踏まえておかなければいけません。