製造業として戦後最大の倒産となったタカタ。経営コンサルタントの筆者は、経営破綻の要因として「『指揮官先頭』が欠けていたから」と指摘します。筆者は「指揮官先頭」を貫いた人物として、日本海海戦での東郷平八郎をあげます。リーダーはどんな覚悟をもつべきなのか――。

17人の死者にどんな覚悟で臨むべきか

大手自動車部品メーカーのタカタ(東証1部上場)が、6月26日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請しました。負債総額は1兆5024億円で、製造業としては戦後最大の倒産となりました。