1時間相談に乗って「自分」の市場価値を知る
参考までに、ビザスクのウェブサイトで紹介されている、「スポットコンサルテーション」の依頼(クライアント)内容と謝礼額は次の通りです。
【ケース1】オウンドメディアの運用・改善経験がある方に話を伺いたい
【相談の目的・背景】運営している自社メディアのサイトがありますが、アクセス数が伸び悩んでおり、より広告効果を期待する自社メディアとして運用強化したい
【聞きたい人】教育業界の企業
【実施方法】対面(福岡) or 電話
【謝礼額】5000円 〜 1万円
【ケース2】都内の宿泊施設(簡易ホテル)のマーケティング、予約受付業務経験者に話が聞きたい
【相談の目的・背景】都内にてホテルの運営をしているのですが、顧客数・単価アップに向けた改善点をお聞きしたい
【聞きたい人】施設のリノベーションや運営などを行う企業
【実施方法】対面(東京)
【謝礼額】1万 〜 1.5万円
こうした報酬(謝礼)の平均額は、1万5000円/時間とのことです。金額には幅があり、それを高いと感じるか安いと感じるかは判断がわかれるでしょうが、登録しているアドバイザーの多くは企業勤めをしていることから、もらう報酬の額にこだわる人は少なく、むしろ自分の市場価値を試すために挑戦をしている方が多いのが特徴です。
▼「教えているつもりが教えられている」
アドバイザーとして登録している人のなかには、勤め先で副業による金銭の授受が禁止されていることを理由に、発生した報酬を個人収入としては受け取らずに、社会貢献活動団体などへの寄付を選択する人もいます。
ビザスクのウェブページに掲載されている、実際に利用したアドバイザーの声もいくつか拾ってみよう。
《アドバイザーとして利用した人たちの声》
「過去に得た自分の知見を現在の仕事に生かしきれていないのはもったいないと思った」(現職外資系IT企業営業・元MR)
「日々の仕事で接点のない業種の方と話すと、多くの気づきがある。教えているつもりが、実は教えられている」(マーケティングコンサルタント・男性)
「キャリア構築の上で、これまでの自分の経験を世の中でどのような形で生かせるのかを知る機会として意義がある」(大手EC企業部長・男性)