20代までは、同期が横一線で昇進していくという企業が多いでしょう。ところが30代になると、一足早く管理職になる人が現れるなど、昇進に差がつき始めます。最近では年功序列が崩れ、年下の後輩が先に管理職になるといったケースが当たり前になってきました。また、女性の社会進出が進み、男性顔負けの活躍をする女性も増えています。「自分の上司は同期の女性」といったケースも、珍しいことではなくなってきています。

しかし、そうした変化に適応できていない30代の男性をよく見受けます。とりわけ自分の「メンツ」にこだわりがちで、「女性の下でなんか働けるか」などと、旧態依然とした価値観に縛られている人が少なからずいます。しかし、企業のほうは、そんなメンツなど尊重も評価もしてくれません。すぐに頭を切り替えないと、40代、50代になったときに生き残っていくのは難しくなるでしょう。