プロフィールから希望に合った会社を絞り込む
リフォーム業者の第三勢力が、大手不動産、大手ハウスメーカー系のリフォーム会社です。従来は自社住宅のリフォームが中心でしたが、最近は自社住宅以外の工事も幅広く手掛けるようになっています。ただ、やはり得意なのは自社住宅です。とくに2×4(ツーバイフォー)などの特殊な構造の住宅はほかの業者が苦手にしていることもあるため、有力な選択肢の一つになります。
大手不動産、大手ハウスメーカー系はトータルリフォームが得意で、デザインにも強みがあります。またアフターケアの体制が整っているので、万が一のトラブルが発生したときも比較的安心です。ただ、小規模なリフォームで相談をしてもなかなか相手にしてもらえないことがあります。大手は地域密着の工務店や専門業者より間接費がかかるため、利益の少ない小規模工事は積極的に請け負わなかったり、請け負っても下請けに回すだけであったりすることがあります。
そのほか、住宅設備メーカー系のリフォーム会社があります。「あのシステムキッチンを使いたい」「この浴室設備が気に入った」など、特定の設備にこだわりのあるような場合に向いています。
小規模なリフォームの場合には、通常は下請けや孫請けで工事を請け負う専門工事業者に、直接依頼する方法もあります。壁紙の張り替えや外壁塗装といったピンポイントのリフォームなら、専門工事業者で十分に対応可能です。中間マージンがないため、安上がりにできます。
このように、業者の種類によって得意分野はさまざまです。一概にどれがいいとは言えません。リフォームの内容や規模、こだわりの点に合わせて、自分に合った業者をリストアップしてください。
5~6社の業者をリストアップしたら、次は絞り込みです。ここでチェックしたいのが会社概要です。危険な業者は会社のプロフィールからも判断することができます。