プレジデント誌は1996年4月号で「プロバイダーという新商売は、儲かるのか?」という小特集を組んだ。日本のITを牽引するソフトバンクが株式東証一部上場を果たしたのがその2年後で、まさに米国ヤフー社がソフトバンクと合弁でヤフージャパンを設立した年にあたる。

時代は、インターネットの胎動期だが、インターネットの出現が、世界を一変させるとは当時、誰が予想しただろうか。このような時代背景で小誌特集は組まれたのだが、新たなビジネスチャンスを求め、プロバイダービジネスに参入しようとする、創業6年目のマンション開発・販売会社があった。社員たちに囲まれた若々しい社長の写真とともに、その会社は紹介されている。