日本だけが世界のロビー情勢から大きな後れをとる

今、日本の政策決定のあり方が大きく変わってきている。

実務を担う省庁と強力なパイプを持ち、豊富な専門知識と幅広い人脈をもとに、政策立案に関与する。これは洋の東西を問わず政治やロビイストが果たす役割のひとつである。とりわけ多様なコミュニケーションのチャンネル、問題に関する専門的知識を有能な政治家やロビイストは必ず有している。企業も当然、そのような有能な政治家ないしロビイストに頼ろうとする。このことは決して日本だけの特殊な現象ではない。米国も欧州もそうである。